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円茂竹縄ブログ

『徹マガ』、サッカーワールドカップと世界のこと。

ちょっとしたご縁で、サッカージャーナリスト(?)宇都宮徹壱さんのメールマガジン・『徹マガ』近辺のお手伝いをボチボチしていたりします。その関係で、私も『徹マガ』、読ませていただいてるわけなのですが。


今、まさにワールドカップの時期ですのでサッカー近辺は盛り上がってて、私みたいなにわかファンにも、ザッとした状況が分かりやすい。各サッカー関係者さんも、たとえばサポティスタのりお@エアロ(中山記男)さんが試合ごとに分かりやすい解説をtwitterでしてくれてたりします。


で、『徹マガ』。私はまあ、サッカーは人並み以上にうとく、宇都宮徹壱さんをこれまでろくに存じ上げなかったわけです。
最新号によると、宇都宮さんの肩書きは正確には「写真家・ノンフィクションライター」だそうで、サッカー界ではすでに非常に信頼のあついライターさんだそうなのですが、必ずしもサッカーだけを追っているわけではないそう。
ご本人いわく、たまたま、写真と文章をつかった表現活動のときどきで、関心の最もつよいモチーフがサッカーだった、ということのようです。


何度も書くように、私はサッカーについては本当にうといんですが、それでも強く思うのは、サッカー=フットボールは、世界情勢などと非常につながりが強いことです。他の競技にくらべて、まず競技人口が多い。ファンも多い。他のスポーツはやってなくても、世界中どこでも、サッカーだけはやっているといっても良いと思う。


それは主に「球以外、道具がいらない」という、非常に基本的な理由のせいでしょう。なにか丸めたものがあれば、言葉が通じなくても蹴ることはできる。また、手を使わない、というアイデアは、人間がいちばん最初に思いつく、すごくいい「ゲームルール」のような気がする。だから、世界でサッカーだけはこんなに普及しているんじゃないか。


そのあたりのことは、知人の澤山大輔さんが翻訳した『ダービー!!―フットボール28都市の熱狂』を読んでも思った。サッカーを通じて、人間の歴史や世界情勢までもが見えてくる気がする。そんな競技は他になかなかない。


宇都宮さん、現在こそ「写真家・ノンフィクションライター」という肩書きですが、ひょっとしたら「戦場フォトグラファー」になってたかも知れないのだそう。うへえ。それもまた、サッカーと世界とのつながりを感じる。


〇〇ジャーナリストというと、個人的には「とある競技の解説者」で、その競技をしらない者にとっては、興味のないことを延々と語る人、という先入観があったのですが、少なくとも宇都宮徹壱さんの『徹マガ』はそうなっていない。


もちろん、サッカー情報は濃く、深いものなのですが、「戦場フォトグラファーになってたかもしれない」という方の観点からは、サッカーを通じて普遍的ななにかが得られる気がしますし、なにより文章や写真がおもしろいので、非常に興味深く読んでいます。これで一ヶ月735円は安いように思う。

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