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円茂竹縄ブログ

映画・『ガフールの伝説』感想

映画『ガフールの伝説』(海外サイト・音出ます)を見てきました。
子供向け映画は“エンターテイメント”の原点がたくさんつまってる気がしますし、なかには脚本が非常にタイトに仕上っているものもあり、注目しています。

ガフールの伝説とは

監督は『300<スリーハンドレッド>』『ドーン・オブ・ザ・デッド』等のザック・スナイダー
迫力あるアクションや美麗な画面作りが得意な監督で、どちらかというとバイオレンス寄りの印象です。まさか子供向け動物ファンタジーをやるとは!と意外な感じですが、過去には『マッドマックス2』から『ベイブ』というジョージ・ミラー監督の例もあることですし、クリエイターとしては案外楽しいのかもしれません。…というか、私自身も子供向けのものって描いてて楽しいです。


そして、『ガフールの伝説』原作は『ガフールの勇者たち』という児童文学です。海外ではとても人気のあるシリーズだそうで、全15巻で完結しています(日本版は現在10巻まで発売)。
今その原作を買って読んでおり、たいへんおもしろいのですが、原作の感想は今回割愛。

見どころと感想

なんといっても大迫力かつとても美しい画面です!
まずキャラクターデザインがたいへん緻密に、よくできています。フクロウのリアルさが人によっては「こわい!」と思うようですが、海外アニメキャラは動くと印象が変わることもよくあり。また、ここまでリアル志向でキャラクターデザインをした子供向けアニメ映画も今までなかったように思うので、そういう意味ではチャレンジなのではないでしょうか??


印象的なシーンが多く、全般、「かわいい」というよりは徹底して「かっこいい」印象なので、そこも子供向けアニメ作品では今まであまりなかったように思います。しかも、そこはザック・スナイダー監督。子供だましのかっこよさではなく、大人の本気のかっこよさがよく追求されていると思う。実際、キャラデザからカメラワークからかなりこだわったようです。背伸びをしたい年頃だと色々これくらいでもOKなんじゃないんですかね、子供は大人が思うほど子供じゃなかったり?


また、お話的にもなかなか深い描写がありまして、ただの勧善懲悪ファンタジーでない一本を目指そうとしたことが伺えます。
が、しかし、脚本の始末が悪く、掘り下げれば深い話になったであろうところを放ったらかしにしてたりしますし、細かいところのつじつま合わせも丁寧でないので、観ていても“共感”とまでいかないのが非常ーーーーーーに残念です。
脚本に関しては褒められるところがないわけでなく、原作から映画への改変は気の利いたところがたくさんありましたし、あと一歩踏み込んで整理していたら本当にいい映画になったと思われ、ただそこのみが悔やまれる作品です。


原作の1〜3巻までが映画になりました。映画をみて興味を持たれた方は、ぜひ原作のほうもチェックしてみてください!