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円茂竹縄ブログ

4年目によせて

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トピック「被災」について

↑ はてなブログのトピックに合わせようかね、と思ったら自動生成された(´・_・`)

私は被災はしてないんですけれど、家人が仙台出なんですよ。まあ、親戚にあたる人で、まだご遺体も上がってない方があるようです。

まだ4年か、もう4年か、といえば私は「まだ4年」だと思うんです、近しい人にとっては。住まいなど物理的にもそうだし、なにより心の傷がそれなりに塞がるには、まだ時間かかる人がたくさんあると思う。毎年毎年、暦がまわるわけですが、少しでも希望が積み重なっていくことを願ってやみません。

 あの日を堺にtwitter辺りが騒がしくなった印象もある。以前はもう少し、好きものの遊び場感が強かったけど、今は猫も杓子もアカウント持ってますからね。いろんなこという奴もたくさん現れて、なんだこれは、と、知り合いだけのリストしか見られなかった時期も長かったです。

そんな中、東京住まいなんですが、もう少しすると桜が咲くので。強いなあ、と思いましてね、何があろうと花を咲かせて、それが散れば葉を茂らせて。人間が右往左往してるときに、草木は自らの領分を粛々とこなしているな、などと思った時期がありました。

 

自分に引き寄せて考えようとすると、まあ中越地震なんですけれど。内輪で被害はそれほどなかったものの、ライフライン断絶や余震続きの日々は忘れませんね、現代社会なんて脆いもんだと思った。

それでも人の輪だけはあるので。ほんとにくだらないきっかけで笑って、張り詰めた神経が緩んだ瞬間を忘れないし、人は一人じゃ生きられないもんだと思いましたよ。

だから皆ご近所づきあいとかそれなりにしといた方がいいよね、そんな四六時中つるんでなくていいけども、いざというときには手を貸すつもりでいるといいと思う。無駄に心開く必要ないけど、無駄に閉じてる必要もないですからね。

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写真は昨年末に行った、これは荒浜小学校ですかね。

うちのがよく言ってるけど、津波にさらわれた跡だけがクローズアップされがちで、それ以前に何がどう建ってたか、何が消滅したのか、比較されることがあまりないと。私も自分の地元じゃないからよく分からないとこある。ここだって周囲ガランとしてるように見えるけど、まあほんとに何もないところに小学校建てないと思うので。

車とめてパチリと撮ってたら、ラジオからルイ・アームストロングの『What a wonderful world』が流れて、どうしようもない気持ちになった。

追記

先ほどtwitterに触れたので。こんな記事を後から読んだ。

その日は、日本時間で週末の金曜日、米国時間では木曜日の夜だった。Twitterのエンジニアは日本で起こった地震のニュースを知り、「もし、土日に大量のアクセスがあり、Twitterにアクセスできなくなったら大変な二次的被害を被る人が出てくるかもしれない」と思ったそうだ。そのとき、段ボールに詰まった未開封のサーバーがコンピュータールームにあることを思い出した。次の週に、これらをセットアップする予定だったのだ。彼は自分自身の判断で、これら全てをラックに入れ、日本向けのサーバー数を3倍に増やした。

変化するリーダーの資質:あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由 - @IT

 これ読んだことなかったな。知らなかった。

 あれから『素晴らしき世界』に近づいたかといえば、そうも思えず、むしろ後退してってる気もするんだが、先に書いた桜の木のように、私も自分の思うところで着々と根を張り花を咲かせることができれば、世界に少しは彩りが加えられるのではないかと思っている。