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『Dr.井村のクリニカル・パールズ』掲載されております! よろしくお願いいたしますm(__)m
たまには診察シーンを。患者としてきた男子がお腹を押されて痛がっています。丸坊主なのは確かこのとき高校野球をみていたからですね…。
しかしこの圧迫位置については資料いただいたんですが、私が描くタイプのものってこういう「ガッツリした資料本を買うまでもないが、ちょっとした資料が必要」なことが非常に多くてですね、インターネットがなかったらどうしてたんだろうって先ほどふと思ったんですよね(´・_・`)
このクリニカル・パールズについても、毎月3ページ程度とはいえ毎回ブラウザタブをかなり開きます。題材になる病気を一応検索してみて、どういう病気なのか、触診のやり方はどうか、などおおまかに把握します。これについては読者がお医者さんなので、リアルにデッサンをとって雰囲気を出すというよりは「ここを圧迫してます」という情報が伝わればいいんですよね。
学習モノの主役は監修の先生方の解説であり、基本的に解説部分はテキストを読ませるための“さし絵”でいい、という考えをもっているのですが、その中で絵面のバリエーション出すために、説明図として平坦に処理したり、丁寧めにパースをとってみたり…ということをやってます。
これ全部、参考資料をコピーとってFAXかなにかで送ってもらって…ってやってたら相当大変ですよ。
一応いただいたシナリオ読めばわかるっちゃわかるんですけども、描写を引き寄せるためにはやっぱり自分でも調べ物は必要です。書籍仕事では、その分量からドラマとしての性格も比較的濃くなるので、舞台となるところなど多少取材めいた徘徊もします。
そして、たとえインターネットがあったとしても、検索したときに誰かが情報を載せてくれてないと意味ないですからね。医療用語や、『近代セールス』の方の金融用語の確認にしても、当事者へ話を聞きに行かなくてもだいたいグーグルから取れます。
基本的にインターネットさまさまなんですよね。そう考えると新種というか、珍種の存在な気はしています。……少しは還元できてるといいんですけどねえ。