じつは数年前から、取材用の持ち物がラップトップPCでなく、紙のノートに回帰しています。ノートというか、コクヨのノート付きシステムバインダーのようなものがありまして、『SYSTEMIC』というものです。
これ、か~~なりおすすめです。
なんといっても収納力がある。いたるところにポケットがあります。名刺入れもありますし、いただいた紙資料も、二つ折りにして表紙裏のバインダー部分に挟み、外バンドで止めておくとバラけません。外ポケットにスマホすら挿せる。これ一つ持ち歩けばいい状態にまとまります。
内蔵のノートも良い。紙がしっかりしていて書きやすく、油性ボールペン程度なら裏へのインクにじみも気になりません。リングノートなので、フラットに開くことも、逆折りにたたむこともできます。
逆折りにしたときにも外バンドが活躍します。使わないページ部分をぐるっと束ねておけば、裏側がベラベラ邪魔になることもない。バインダー部分の固さがあるので、多少机からはみ出したり、持ちながらでもメモが書けます。
以前はもっと小さいサイズの、手帳みたいのを持っていたこともありましたが、A5くらいあれば、広々と、ガンガン書けます。書き手も安定しますし。
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ペンホルダーにささっているのは三菱ユニJET STREAM、3色ボールペンです。
シャープペンを挿していたこともあったのですが、話を聞きながらメモを取っていると、どうせ消すヒマがないので、全部ボールペンで書いてしまうことにしました。途中で思いついた質問などは青、重要なところは赤、などと色を適当に使い分けていきます。濡れることがあっても油性なら強いだろうと。
近頃、個人的に、ボールペンも好みの書き心地をみつけるのに試し書きをくりかえさなくてはいけないな…という状況だったのですが、JET STREAMは、3色ながらペン先が安定して違和感がないです。昔は多色ペンって、ペン先が機構から若干ななめに出たり、ガタついたりって商品があったと思うんですけどね。ペン先の太さや滑らかさも好もしい。ちょ~~っとインクがダマになることがあるかな。
ちなみにシャープペンの替芯も、絵をかく用は昔からユニの2B一択です。
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以前はラップトップPCでOneNoteに打ち込んでました。
それも良かったんですが、ラップトップPCが壊れたり、「せっかくなら絵もガシガシかけるのが良い! そして長く使いたい!」と、買い換えるのにより好みしていまだに買っておりません(´-ι_-`) そのうち夫のiPadを強奪するかもしれない。
正直、「漫画の原稿を緻密に描く」となると、現在出回っているタブレットPCではまだちょっと足りないと思ってます。ちょっとね。機体に合わせて絵柄を作る必要が、まだあると思うんですよね。
手書きメモに変えて、「後から読めない! 覚えてない!(T△T)」なんてこと一切ないです。むしろ自筆でガリガリ紡ぐぶん、記憶にも定着してる気がする。
ポイントは、ページさくことを恐れずガンガンメモっていくことです。箇条書きも1~2行あけて、後から書き込めるよう、余白をとっておきます。件のコクヨのは、紙がいいので贅沢感がありますが。大人使いしてるぜ! って感じします。
自分用ですからね。編集さんなどは、あとから取材結果を共有する必要あるので、PCで打ち込むのが最適なのだと思います。