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円茂竹縄ブログ

追い詰めてはいけないというけれど

toyokeizai.net

丁寧に追われた記事で、とくに最後のひとはその後どうなったんだろう。

必要以上に追い詰めてはいけない、というのは一般論として確かにそう思う。

ただ、こういう人とはコミュニケーションが取れないというのもまたもっともだろうと思う。

lastline.hatenablog.com

luckyhit氏の中に「お前は屑だ。屑は死ね。」とリプライを送る人の基準はあったようだが、それを語ってくれることは無かった。

(中略)

私は、割と根気よくリプライした方ではあるが、ついぞコミュニケーションが取れたとは思えない。

 lastlineさんの、この「根気よくリプライ」した痕跡を先日眺めていた。ブクマし忘れたようだし、検索しても今出てこないけど、それはそれは「根気よ」かった。これで駄目なら駄目だろうと私も思うようなものだった。

初手が罵倒な上に、コンタクトを試みても肝心なところは明かさない。中身が無いのか、あるいは負けない戦法として自分のことを明らかにしなかったのか。

lastlineさんがお書きになっているように、このluckyhit氏と松本容疑者が同一人物なのかわからない。

しかし、どこぞの報道で松本容疑者の近所の人が数名、「挨拶したときはそんな人に思えなかった」と言っているのを読んだ。彼にも挨拶くらいはする間柄の人がいた。その人たちや、友人に、心が開けなかったのかと思う。

東京住まいの「ネットウォッチャー」が気に入らないから刺さなきゃ、なんて考えを言って、「やれ」と勧める人は滅多にいないはず。

そうでなくとも、ネット上ですら心を開かない人、強固な考えに取り憑かれて(自ら)離そうとしない人に、かける言葉が減っていってしまうのは仕方ないようにも思う。まして暴言しか吐かないのだから。

 

親御さんは驚いて悲しんでおられる様子のコメントをしていたし、近所の人のなかにも「かける言葉はなかったのか」と悔いている人があるかもしれない。

すべての人の手を、わからない、松本容疑者は掴むことができなかったように思える。

 

かといってアカウント封鎖は追い詰めるんだとしたら、のこる手段はミュートだろうか。

個人的に、すべてのSNSにはミュート機能が備わっていてほしい。広大なインターネットとはいえ、日によって目にしたくない事柄は誰にもあるだろうと思う。

それとも、松本容疑者はミュートも排斥として許さなかったんだろうか。

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松本容疑者の「本当の動機」が明らかになることを願っている。

ともすると、自分自身ですら言語化できていない(意識にのぼることを無意識に避けている)タイプの動機もあると思っている。

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それにつけても、もはや「Hagexさんはもどらない」という悲しみだけを覚える。

それこそ無駄にしてはいけないと思うんだけれど、どうしたらいいのかよくわからない。

私は私の信じるところをやっていくしかないんだろうし、反面、「言われるうちが華」でもあると時折いましめるのがせいぜいだと思う。

予想以上にショックをうけて、混乱している。

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Hagexさんて、私はとくにファンというわけではなかった。

たまにいわゆる炎上騒動があると、よくシェアされてきたりするので、それで見に行くくらいだった。

それも、特定の人たち、「炎上芸」と揶揄されるような人たちに対しての書き方が、私にはおちょくりがすぎるように思えて、悪趣味だとすら思っていた。「ネットウォッチ」という、斜に構えたような言い方も好きになれなかった。

もしかしたら、Hagexさんなりに裏を掴んでいて、そこまで、おちょくりと取れるまで書いていい人たちなんだと、そう判断された書きぶりだったのかもしれないけど、そんなのわからない。

私はネット有名人も詳しくない。よく言及された中で知ってるのは、イケダハヤトさんやはあちゅうさんくらい。

でも、なんとなく、そういう人たちに対して「それでいいのか」と問いかけているようにも思えた。

それならそれで、もっと真摯な指摘の仕方があるんじゃないかと思いつつ、だから、好きではなくても、嫌いな人というわけでもなかった。

Hagexさんがお書きになった本は、興味あったけど、読んだことなかった。

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被害者がまだ噂レベルだったとき、とっさに思ったのは「とてつもない言論空間への挑戦だ」ということだった。

直接知り合いだったわけでもない。ただ「そいつの言説が気にくわなかった」というだけで人が殺められるなんて、そんなことがあっていいわけない。

Hagexさんを「ネットリンチの親玉」と表現した匿名エントリが上がっていた。

おそらく犯人も似たようなことを思っていたのではないか。

でも親玉ってなんだ。

一人のひとが書いてたものが、結果、多くのひとに閲覧されてただけじゃないのか。

影響力の大小でふるまいを変えるべきとも私はあまり思わない。見る側が、賛同できなければ見なければいいだけだし(実際私もそんなに見に行ってたわけじゃなかったし)、フォロワーがどうあれ、自分の信じたふるまいをするべきに思う。

そして、ブログに書かれた内容へは、賛同も多かったけど、そうじゃないコメントもしばしばあったと思う。そういう、「意見のぶつけあい」を「リンチ」ととらえるのは、私が不見識なのかもしれないけど、よくわからない。

そりゃあ慣れてなければ、応対の能力を超えて、どっと意見が寄せられるのを怖いだろうとも思う。けど、インターネットは物理的にどうにかされるわけじゃない。ミュートなどで、見ないこともできる。

アクションを起こせば批判もある。私にはHagexさんも例にもれず、きちんと批判も浴びていたように見えていた。

よせるなら批判だ。

それがどうして刃を向けられなきゃいけないんだよ。

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松本容疑者の動機については、まだ納得できるような報道が出てきてないけど、「彼を動かしていたのは、ある種の正義感なんじゃないか」といったツイートを見た。これも、おそらく本人そう思ってるのじゃないか。

ーーー

インターネットは止まらない。私はそう思う。

誰かがエントリをアップすれば、賛同した誰かが必ず引きつぐ。その連なりは、人ひとり殺めたって私は断てないと思う。

反論したい人たちはそれに横槍を入れる。そうして皆で考えていく。それがインターネットだと思っている。うまくいってないかもしれないけど。

松本容疑者は今何を思っているのか。そもそも何か思う思考回路があるのか。

人を説得もできない、暴言しか書けない、最後には警備の手薄をついて刺すしかできない。そんな人がインターネット上で影響力を持てるわけない。

アンチ「ネットリンチの親玉」になりたければ、自分自身でエントリを起こせばよかった。賛同者を集めればよかった。はてなはその場を用意してくれてた。

言葉さえ紡いでくれていたら、もしかしたら松本容疑者、私はあなたに賛同してたかもしれないのに。

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Hagexさんと直接お知り合いだった方々は、ただただ悲しいだけだろう。皆さん、お人柄をしのぶことを仰っている。

abematimes.com

私も今さらHagexさんの本を読んだりしてる。

インターネットは顔が見えにくい。いつも見てるあのアカウントも、実際本人が書いているのかどうかわからない。一人にみえて複数人で運営されているものもあるらしい。

そうした騙りは私はあまり好きになれないし、信じやすいタチだから気に入らないわりには騙されやすい方だと思うんだけど、

口が悪いながらも、清濁あわせ飲む風情を残しながらも、側面を教えてくれるひとが、一人、この世からいなくなってしまった。

本当に取り返しがつかない。

松本容疑者、あなたは取り返しのつかないことをしたんだよ。

「岡本顕一郎」さんのテキストが、発言が、私はもっと読みたかった。

その機会は永遠に奪われた。

松本容疑者にどんな言い分があろうが、その一点において、彼のしたことは私にとって悪そのものでしかない。

炎上☆クリエイティブ

各所、月例のもの掲載されております! また、もろもろ好評発売中です!

…と、いつもの乱暴な告知をしつつ、書きたいこと思いついたので雑文更新です。

www.huffingtonpost.jp

しらねーー…! いちおう広告方面のクリエイティブもすることがあるため、チェックしてはいるんですが、もう観測範囲にない炎上案件もたくさんありますね。ワコール知りませんでした。

で、この記事内では「炎上案件の原因は制作費が安いからでは?」的なことが指摘されておりまして、私も基本的にそう思います。

制作費をケチるとどうなるか

togetter.com

この騒動を眺めていてハタと思いあたったんですが、若くても仕事上の話に性別ネタをもちこむ向きはあります。いずれも本人おそらく悪気はなくて、「ネタになると思ってる」んですね。

個人的には、性別ネタもTPOであって、別にやってもいい場ってあるでしょとは思っています。過去の炎上ではサントリー『頂』Web CFや、上記のワコールなども、ターゲットを絞った上でならやいやい言われる筋合いないかな~…と思っております。

ワコールのはいかにも女性消費者がいるアカウントで流しちゃったのが配慮なかったでしょうか。

ともかく仕事する側としては「自分ならここでこうはしない」としか言えず、ケース・バイ・ケースですね。

ーーー

で、見出しの話なんですけど、私のところにも「ちょっとTPO的にアレなんでは」というシナリオが落ちてくることありまして、ふさわしくないと思われる場合はできるだけ手元でニュアンス調整致しております。が、あまりにも乱発されると、

だんだんめんどくさくなってくる

んですよ。それで報酬が変わるわけじゃないので。

ウワー知らね、とばかりに放っておいたら別のところから「コンプラ的に…」という指摘入って、でしょ??? みたいな。ほんと悲劇なんですけど、

未然に防いだからって評価対象にならない

んですよね。

そもそもわかってなさそうな人に、

「あのこれ悪意なく書いたのはわかりますけど、世の中にはこういう立場の人がいまして、その視点からするとこう取られますから、こうしたほうがいいと思いますし、今後も若干気に留めていただけると…」

って説明するのが、想像するだに時間とるし、重ねがさね、それで報酬として評価されることって滅多にないです。

だからみんな放置して、炎上するんですよ。

 

これが、ご配慮いただいた額なら私もめげずに説得したりしますし、代案もノリノリで出します。ジェンダー的なことでなくても、「この表現は同社の先発商品をdisる格好になってませんかね」とか、可能なかぎり皆ニッコリに持ってけるようにはします。

べつに私がルールブックだというつもりは微塵もありませんで、私も気づかないこと絶対あります。

なので、多様な目線が重要、となると、結局は、関わるひとの多さ・高さ=コストの問題、になるんだと思うんです。

クリエイティブは基本的に「貧すれば鈍する」

“いまいち”な案を上げてくる人たちが、まったくコンプラ目線ない、アイデアに乏しいかっていうと、そんなこともないと思っていて。様子伺ってて推測されるのは

コンプラ以上に忙しい

んだろうなってことです。

クリエイティブにおいて「それ、ここで意味あるか?」の判断って、ものすごく多岐にわたります。漫画や映像など、ビジュアルを扱うものになると一際なんですよね…。

これを瞬時に判断するのは、知見を重ねてきた存在以外にないです。パース一つとっても、「ここでこの歪みは内容をかすめさせてしまう以外に効果ないよね」とか、厳密に言うとあるんですよ…。

それがわかってても、評価として期待できないと、そりゃ手も抜くってもんです。

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美術って歴史的にみてもパトロンありきな「豊かな世界」なんですよね。

制作側も多様なものに触れてきてないと、角度のある提案ができないです。

私ですら「カネのかかってきてない画面」はわかりますし、お客さんでも目の肥えたかたは見抜くでしょう。そして、目の肥えたひとは、たいてい発言力・影響力もよくあります。

こーーーーの悪循環!!

にも関わらず、Instagramへ注目が集まるなど、アイキャッチアートの重要性は増すばかりです。

 

とはいえコストもかけられないという声もおありでしょう。その場合、なんとかしてしっかりした目を持つひとを抱え込むか、または、ご自身が文芸に意識を持つのがよろしいかと思われます。

そのための書籍もたくさんありますので、とりあえずは「行ったことない棚」に行ってみるのがいいんじゃないかな~と思いますですハイ。

隙間漫画屋の本ですら違法アップロードされてるくさい話

お、おう…。くさい、というか完全にアップロードされてたのを確認いたしました。

TwitterアカウントなどでたまにURL貼りつけて宣伝することあるんですけれど、いつもブラウザブックマークから飛んでるので気づきませんでした。ご関係の皆様へは発見遅れましたことお詫び申し上げます。

いや正直どちらかというとニッチな活動範囲なので、世間のコミック海賊版の話題に問題意識はあっても、自分のは目つけられてないだろうって思ってたんですね。憂き目にもれなく遭っていたようです。

あのねこのジャンル本当に零細なので違法アップロードやめてくださいorz

…とかいっても届かないんでしょうし。いたちごっこですよね…。というわけで、ご関係の皆様へ若干お願いを書き残します。こっちも届かない向きあるんだろうけど…w

版元さんへ

誠に恐れ入りますが、可能なかぎり海賊版の発見、さらにはDMCA申請にて、せめて検索結果からの除外をご協力願えればと存じます。と申しますのも、個人連絡先をあわせて提出しなくてはならず(公開されます)、また、版元の企業名で申請していただいたほうが説得力があって通りやすいのではないかと…。

「いちいち検索チェックしてらんねえよ!」というのは本当にお察しいたしますが、なにより御社のためです!! と真顔で。なにかうまい仕組みが構築できたらいいんですけれどね…。

 

また、私の関わらせていただいた書籍のなかで、「ちょっと電子書籍としてのルックが…!」という仕上がりになっておりますものが若干ございます。

電書ウォッチャーとしてはフォーマットの仕様なのではないかと思うんですけれども、なんぼなんでもお買い上げいただいた方にこれでは…、という気持ちを禁じ得ないものがございましてですね…。

電書版は読み味が今ひとつということになりますと、紙書籍の自炊なんですが、「そこまで手間かけたくないしタダだし、海賊版でいいや(´・~・`)」ということになりかねません。どうにかして端末閲覧に最適なかたちに整えていただけないでしょうか。

 

電書に関しましてはKindle Unlimitedなど、読み放題サービスへの登録も一考ではないかと思われます。昨今情報収集したところによりますと、少なくとも個人出版においては「ストアは落ちてもアンリミ売上は落ちない」なる結果がしばしば報告されているようです。

書店さんへの販促につきましても、ご用命あらばご相談くださいませ。存外に協力いたします(´-ι_-`)

以上、もろもろご検討いただければと存じます。

読者の方々へ

ここでは再三書いておるのですが、私は内容がどんなものかお確かめのうえ、納得してお買い上げいただくのが理想です。できればまず書店さん店頭でパラパラ見ていただければと思っております。

ただーーー、書店の減少や、また、昨今の出版事情もあり、店頭配本が充分でないことが推測されます。

この場合、(内容をすべてお見せできないのが心苦しいのですが)電書版のサンプルをご覧いただくか、各所レビューをご参照いただきたく存じます(電書版が一部、妙な仕上がりになって読みにくいものありますが、紙書籍は普通に組版されています)。

また、できるだけ多くの方に試読いただければとの思いから、私個人で図書館など公的な場所への寄贈活動を行っております。施設名や住所、ご担当者様のお名前など明記のうえ、

mail★enmotakenawa.com

までご連絡ください(★を@に変えてお使いください)。

めちゃくちゃ殺到した場合にすべてお答えできない状況になるかもわかりませんが…。個人でのトライアルなのでご容赦くださいm(_ _)m

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以上、おったまげたので書いてみました。世知辛い世知辛い

文庫版『マンガ財務諸表入門』のAmazonランキング(平均)が年々上がっているようだという話

これシェアしていいのかなw まあ誰でも見られるサービスなので。

2013年に発売されました こちら↓ なんですけれど、たまーにAmazonランキングで駆け上ってくることございまして、今現在(2018/06/12:22時頃)でもビジネスコミックランキング12位、サンマーク文庫内で2位と、大変ありがたいことになっております。

(文庫)マンガ 財務諸表入門 (サンマーク文庫)

(文庫)マンガ 財務諸表入門 (サンマーク文庫)

 

で、Amazonの売上ランキングを一覧できるサービスがありましたので、興味本位で検索してみました。*1

https://mnrate.com/item/aid/4763160257

発売されて以降、すべての期間の「本」カテゴリでのランキング推移がこちら。

f:id:enmotakenawa777:20180612215938j:plain

最初ブレが大きいものの、着々と下(上位)にへばりつく動きを見せております。

直近3カ月がこちら。

f:id:enmotakenawa777:20180612220501j:plain

平均順位が20000以上あがって6331位……!

ありがとうございますありがとうございますm(_ _)m

これけっこう珍しいと思います、最初がよくてだんだん売れなくなってくるのが常かと思いますし、またこの財務諸表入門って文庫で“出しなおしたもの”なんですよね。これ以前にソフトカバー版がございます。

無論私だけの力ではございませんで、運良すぎといったほうが正しいか。

何かプロモーションをかけていただいてるのかもしれません。もちろん重版のお知らせって逐一いただいてるんですけど、数字でみるとありがたさが増します。昨今、重版のハードルも相当高いらしいですからね…。

確認したかぎり最高位は523位のようです。「ビジネスコミック」などの小カテゴリでなく、「本」全体でこれはありがたすぎです。…あんまり伝わらないと思うけど、だって「“あの”ONE PIECEまで520人くらいしかいない」んですよ!!!??? 

私、この期間なにかしたかというとまったく何もしておりませんので、ハテ何かせねばという気持ちにもなってきますが…。また勝手POPでもかこうかな。

あ、ちなみにAmazonランキングの話なので、たとえば同じ順位でも相対的に何冊売れたかは別の話です。

ーーー

そんなわけで、書店さんでお見かけになりましたら引続きよろしくお願いいたします!

おそらくサンマーク文庫の棚にあります。

過去のソフトカバー版は文庫より大きな判型になりますが、もう置いてるお店少ないかもしれないのと、文庫版よりお高いです。

Kindle版はスマホ読みはちょっとツラいかな~できるだけ画面の大きなデバイスをおすすめいたします。電書は各ストアにサンプルございますのでご確認ください◎

(文庫)マンガ 財務諸表入門 (サンマーク文庫)

(文庫)マンガ 財務諸表入門 (サンマーク文庫)

 

あっちなみに月例の連載もあいかわらず各所で続けさせていただいてます!

なかなか一般的に見ていただけるものではないかもしれませんが、ご縁ございましたらよろしくお願いいたしますm(_ _)m

*1:本来は、価格変動を調べて、お得なときに買ったりするためのサービスです